【令和8年度対応】社会保険料の計算 — 標準報酬月額は4月・5月・6月で決まる

最終確認:2026年9月5日 / 適用年度:令和8年度

社会保険料は実際の給与ではなく標準報酬月額にかけて計算します。その標準報酬月額は、4月・5月・6月に支払われた報酬の平均で決まり、9月から翌年8月まで使われます。

標準報酬月額(健康保険)
30.0万円

健康保険 第22級 / 厚生年金 第19級300,000円

4〜6月の平均報酬月額 300,000円 / 適用期間 2026年9月分から翌年8月分まで

4〜6月の平均300,000円なら標準報酬月額は300,000円
毎月引かれる社会保険料(本人負担)
4.41万円

健康保険 14,850円 / 介護保険 —(40歳未満) / 子ども・子育て支援金 345円

厚生年金 27,450円 / 雇用保険 1,500円 / 会社の負担 47,175円

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4月・5月・6月の支給額を入れる

必須
必須
必須
任意
任意

[注1]残業代・通勤手当・各種手当を含めた総支給額を入れてください。社会保険では通勤手当も報酬に含みます。

[注2]支払基礎日数が17日未満の月は平均から除きます(特定適用事業所の短時間労働者は11日未満)。この計算では3か月とも17日以上として扱っています。

4月から6月の残業で、1年分の保険料が変わる

月給30万円の人が、4〜6月だけ残業代などで支給額が増えた場合です。9月からの1年間に効きます。

4〜6月の増加分平均報酬月額標準報酬月額 月の保険料1年間の差
なし 300,000円 300,000円第22級 42,645円
+10,000円 310,000円 320,000円第23級 45,488円 +34,116円
+20,000円 320,000円 320,000円第23級 45,488円 +34,116円
+30,000円 330,000円 340,000円第24級 48,331円 +68,232円
+50,000円 350,000円 360,000円第25級 51,174円 +102,348円

※ 40歳未満・扶養なし・健康保険料率9.90%(全国平均)、雇用保険料を除いた本人負担での概算です。

これは「損」だけではありません。厚生年金の標準報酬月額が上がると将来受け取る年金額も増えます。傷病手当金・出産手当金・育児休業給付金なども標準報酬月額をもとに計算されるため、低ければよいというものではありません。

※ 4〜6月に賞与が支払われても、賞与は標準報酬月額の平均には含めません。賞与には別の計算(標準賞与額)があります。ボーナスの手取り

いつ決まって、いつまで使われるのか

時期起きること
4月・5月・6月この3か月に支払われた報酬が対象。締め日ではなく支給日で数えます
7月事業主が算定基礎届を提出(7月1日現在の被保険者が対象)
9月分から新しい標準報酬月額を適用。10月に支払われる給与から反映される会社が多い(保険料は翌月控除が一般的)
翌年8月分まで原則1年間そのまま。途中で変わるのは随時改定のときだけ

途中で変わる場合(随時改定・月額変更届)

次の3つをすべて満たしたとき、変動月から4か月目の標準報酬月額が改定されます。

  • ① 固定的賃金の変動
    昇給・降給など、支給額や支給率が決まっているものが変わった
  • ② 2等級以上の差
    変動月以後3か月の平均で計算した標準報酬月額と、従前の標準報酬月額に2等級以上の差が出た
  • ③ 支払基礎日数17日以上
    その3か月とも17日以上(特定適用事業所の短時間労働者は11日以上)

※ 出典:日本年金機構「随時改定(月額変更届)」。たとえば4月の給与が変わった場合、7月から新しい標準報酬月額になります。

標準報酬月額の等級表(令和8年度)

健康保険は第1級から第50級、厚生年金は第1級から第32級です。保険料は折半後の本人負担を載せています。

健保
等級
標準報酬
月額
報酬月額の範囲 健康保険料
(40歳未満)
+介護保険料
(40〜64歳)
厚生年金保険料
第1級 58,000円 63,000円未満 2,871円 3,341円 8,052円第1級
第2級 68,000円 63,000円〜73,000円 3,366円 3,917円 8,052円第1級
第3級 78,000円 73,000円〜83,000円 3,861円 4,493円 8,052円第1級
第4級 88,000円 83,000円〜93,000円 4,356円 5,069円 8,052円第1級
第5級 98,000円 93,000円〜101,000円 4,851円 5,645円 8,967円第2級
第6級 104,000円 101,000円〜107,000円 5,148円 5,990円 9,516円第3級
第7級 110,000円 107,000円〜114,000円 5,445円 6,336円 10,065円第4級
第8級 118,000円 114,000円〜122,000円 5,841円 6,797円 10,797円第5級
第9級 126,000円 122,000円〜130,000円 6,237円 7,258円 11,529円第6級
第10級 134,000円 130,000円〜138,000円 6,633円 7,718円 12,261円第7級
第11級 142,000円 138,000円〜146,000円 7,029円 8,179円 12,993円第8級
第12級 150,000円 146,000円〜155,000円 7,425円 8,640円 13,725円第9級
第13級 160,000円 155,000円〜165,000円 7,920円 9,216円 14,640円第10級
第14級 170,000円 165,000円〜175,000円 8,415円 9,792円 15,555円第11級
第15級 180,000円 175,000円〜185,000円 8,910円 10,368円 16,470円第12級
第16級 190,000円 185,000円〜195,000円 9,405円 10,944円 17,385円第13級
第17級 200,000円 195,000円〜210,000円 9,900円 11,520円 18,300円第14級
第18級 220,000円 210,000円〜230,000円 10,890円 12,672円 20,130円第15級
第19級 240,000円 230,000円〜250,000円 11,880円 13,824円 21,960円第16級
第20級 260,000円 250,000円〜270,000円 12,870円 14,976円 23,790円第17級
第21級 280,000円 270,000円〜290,000円 13,860円 16,128円 25,620円第18級
第22級 300,000円 290,000円〜310,000円 14,850円 17,280円 27,450円第19級
第23級 320,000円 310,000円〜330,000円 15,840円 18,432円 29,280円第20級
第24級 340,000円 330,000円〜350,000円 16,830円 19,584円 31,110円第21級
第25級 360,000円 350,000円〜370,000円 17,820円 20,736円 32,940円第22級
第26級 380,000円 370,000円〜395,000円 18,810円 21,888円 34,770円第23級
第27級 410,000円 395,000円〜425,000円 20,295円 23,616円 37,515円第24級
第28級 440,000円 425,000円〜455,000円 21,780円 25,344円 40,260円第25級
第29級 470,000円 455,000円〜485,000円 23,265円 27,072円 43,005円第26級
第30級 500,000円 485,000円〜515,000円 24,750円 28,800円 45,750円第27級
第31級 530,000円 515,000円〜545,000円 26,235円 30,528円 48,495円第28級
第32級 560,000円 545,000円〜575,000円 27,720円 32,256円 51,240円第29級
第33級 590,000円 575,000円〜605,000円 29,205円 33,984円 53,985円第30級
第34級 620,000円 605,000円〜635,000円 30,690円 35,712円 56,730円第31級
第35級 650,000円 635,000円〜665,000円 32,175円 37,440円 59,475円第32級
第36級 680,000円 665,000円〜695,000円 33,660円 39,168円 59,475円第32級
第37級 710,000円 695,000円〜730,000円 35,145円 40,896円 59,475円第32級
第38級 750,000円 730,000円〜770,000円 37,125円 43,200円 59,475円第32級
第39級 790,000円 770,000円〜810,000円 39,105円 45,504円 59,475円第32級
第40級 830,000円 810,000円〜855,000円 41,085円 47,808円 59,475円第32級
第41級 880,000円 855,000円〜905,000円 43,560円 50,688円 59,475円第32級
第42級 930,000円 905,000円〜955,000円 46,035円 53,568円 59,475円第32級
第43級 980,000円 955,000円〜1,005,000円 48,510円 56,448円 59,475円第32級
第44級 1,030,000円 1,005,000円〜1,055,000円 50,985円 59,328円 59,475円第32級
第45級 1,090,000円 1,055,000円〜1,115,000円 53,955円 62,784円 59,475円第32級
第46級 1,150,000円 1,115,000円〜1,175,000円 56,925円 66,240円 59,475円第32級
第47級 1,210,000円 1,175,000円〜1,235,000円 59,895円 69,696円 59,475円第32級
第48級 1,270,000円 1,235,000円〜1,295,000円 62,865円 73,152円 59,475円第32級
第49級 1,330,000円 1,295,000円〜1,355,000円 65,835円 76,608円 59,475円第32級
第50級 1,390,000円 1,355,000円以上 68,805円 80,064円 59,475円第32級

※ 健康保険料率9.90%(全国平均)での計算です。料率は都道府県で違います。47都道府県の料率で自分の県を選べます。

※ 健康保険料には子ども・子育て支援金(0.23%、本人負担はその半分)を含めていません。上の計算機では別に表示しています。

※ 厚生年金は第32級(650,000円)が上限です。それ以上の給与でも厚生年金保険料は増えません。

よくある質問

標準報酬月額とは何ですか。
社会保険料を計算するために、給与を区切りのよい金額にあてはめたものです。健康保険は第1級(58,000円)から第50級(1,390,000円)まで、厚生年金は第1級(88,000円)から第32級(650,000円)までの等級に分かれています。保険料は実際の給与ではなく、この標準報酬月額にかけて計算します。
標準報酬月額はいつ決まりますか。
毎年1回、4月・5月・6月に支払われた報酬の平均で決まります(定時決定)。事業主が7月に算定基礎届を提出し、決まった標準報酬月額はその年の9月から翌年8月まで適用されます。出典は日本年金機構「定時決定(算定基礎届)」です。
4月から6月に残業すると損をしますか。
保険料は増えます。月給30万円の人が4〜6月だけ残業代で月3万円多かった場合、社会保険料は月およそ5,686円増え、9月からの1年間で68,232円ほどの差になります。ただし「損」だけではありません。厚生年金の標準報酬月額が上がると、将来受け取る年金額もその分増えます。傷病手当金や出産手当金も標準報酬月額をもとに計算されます。
4月から6月以外に変わることはありますか。
あります(随時改定)。①昇給や降給などで固定的賃金に変動があり、②その月以後3か月の平均で標準報酬月額に2等級以上の差が生じ、③その3か月とも支払基礎日数が17日以上(特定適用事業所の短時間労働者は11日以上)のとき、変動月から4か月目の標準報酬月額から改定されます。出典は日本年金機構「随時改定(月額変更届)」です。
通勤手当や残業代は報酬に入りますか。
入ります。基本給だけでなく、残業代・通勤手当・住宅手当・役職手当など、労働の対償として支払われるものはすべて報酬に含めて平均を出します。通勤手当は所得税の対象外ですが、社会保険では報酬に含まれます。
4月から6月に支払基礎日数が少ない月があります。
支払基礎日数が17日未満の月は平均から除きます(短時間労働者は11日未満)。3か月とも17日未満の場合は、従前の標準報酬月額などで保険者が決定します。詳しくは勤務先または年金事務所にご確認ください。
保険料は会社も払っているのですか。
健康保険・介護保険・厚生年金は会社と折半です。月給30万円なら、本人負担のほかに会社も同程度を負担しています(このページの計算では会社の負担額も表示しています)。

出典と適用年度

適用年度:令和8年度 / 最終確認:2026年9月5日

全国健康保険協会
令和8年度 都道府県単位保険料率
全国健康保険協会
子ども・子育て支援金率
日本年金機構
定時決定(算定基礎届)
日本年金機構
随時改定(月額変更届)
厚生労働省
令和8年度 雇用保険料率

本ツールの計算結果は概算です。正確な給与計算や税額については、勤務先の人事・経理担当者、または社会保険労務士・税理士にご相談ください。

覚えておくこと

  • 基準は4〜6月
    支給日で数えます。締め日ではありません
  • 適用は9月分から1年
    反映は10月の給与からが多い
  • 通勤手当も報酬
    所得税とは扱いが違います
  • 低ければよい話ではない
    厚生年金は将来の年金額に直結します