住民税非課税世帯になる年収の計算:給与・年金・家族の人数と級地で上限を出す
住民税(均等割)がかからない収入の上限を、収入の種類(給与・年金)、家族の人数、住んでいる市区町村の級地から出します。世帯の全員が住民税非課税なら「住民税非課税世帯」です。令和9年度(2026年の収入で判定)からは給与所得控除が74万円になり、給与だけの単身者(1級地)の上限は110万円から119万円に上がります。
合計所得が450,000円以下なら非課税(1人で計算)。給与だけなら、年収およそ110万円までです
入力した収入(所得350,000円)は非課税の範囲です
「非課税世帯」は、世帯の全員が住民税(均等割)非課税のときです。働いている家族がいれば、その人も上限以下である必要があります
令和8年度(2026年6月〜)は2025年の収入で判定します
住民税非課税の目安:給与だけなら年収およそ110万円まで(1人・1級地)家族の人数別・非課税になる収入の上限(1級地)
| 世帯 | 合計所得の上限 | 給与だけ 令和8年度 | 給与だけ 令和9年度 | 年金だけ 65歳以上 |
|---|---|---|---|---|
| 単身 | 450,000円 | 110万円 | 119万円 | 155万円 |
| 夫婦(配偶者を扶養) | 1,010,000円 | 166万円 | 175万円 | 211万円 |
| 夫婦と子1人 | 1,360,000円 | 205.9万円 | 210万円 | 246万円 |
| 夫婦と子2人 | 1,710,000円 | 255.9万円 | 255.9万円 | 281万円 |
※ 収入を稼ぐ人が1人で、ほかの家族に収入がないときの、その人の年収の上限です。上の「級地」を変えると表も変わります。子は扶養親族として数えています。
住民税非課税世帯の判定のしかた
- 前年の所得で決まります:住民税は前年の所得にかかり、翌年6月から納めます。非課税かどうかも同じで、令和8年度(2026年6月〜2027年5月)は2025年1〜12月の所得、令和9年度は2026年の所得で判定します。
- 世帯の全員が非課税であること:働いている子や、年金を受け取っている親がいれば、その人も上限以下である必要があります。
- 収入ではなく所得で判定します:給与は収入 − 給与所得控除、年金は収入 − 公的年金等控除です。遺族年金と障害年金は非課税なので、収入に入れません。
- 上限の式:35万円 × 人数(本人・扶養している配偶者・扶養親族)+ 10万円、扶養している人がいれば+21万円(1級地)。
- 障害者・未成年者・寡婦・ひとり親:合計所得135万円以下なら非課税です。給与だけなら令和8年度は年収204.3万円、令和9年度は209万円までです。
級地で変わる非課税の上限
均等割の非課税の上限は、生活保護の級地区分に合わせて市区町村ごとに決まっています。10万円の部分は級地で変わりません。
| 級地 | 1人あたり | 扶養がいるときの加算 | 単身の上限(所得) |
|---|---|---|---|
| 1級地 | 35万円 | 21万円 | 45万円 |
| 2級地 | 31.5万円 | 18.9万円 | 41.5万円 |
| 3級地 | 28万円 | 16.8万円 | 38万円 |
東京23区や大都市の多くは1級地です。自分の市区町村の級地と上限は、市区町村の「住民税がかからない人(非課税)」のページで確かめられます。所得割の非課税(35万円 × 人数 + 10万円、扶養がいれば+32万円)は級地で変わりません。
住民税非課税世帯の計算ガイド:使い方と、収入の数え方
住民税が非課税になる収入の上限を、家族の人数と住んでいる市区町村の級地から確かめるページです。給付金や医療費の負担の区分など、「住民税非課税世帯」が条件になる制度の見当をつけるのに使えます。
こんなときに使えます
- 年金暮らしになって、住民税非課税世帯になるか知りたいとき
- パートの収入をいくらまでにすれば非課税のままか考えたいとき
- 給付金の案内に「住民税非課税世帯」とあり、当てはまるか確かめたいとき
使い方
- 判定する年度を選びます。令和8年度は2025年の収入、令和9年度は2026年の収入で判定します。
- 住んでいる市区町村の級地と、収入の種類(給与・年金)を選び、1年間の収入を入れます。
- 扶養している配偶者・家族の人数を入れます。障害者・ひとり親などに当てはまる人は選びます。
計算の例
妻を扶養している65歳以上の夫(1級地)で、年金収入が200万円なら、所得は900,000円で上限の1,010,000円以下なので非課税です。妻の年金も単身の上限以下なら、非課税世帯になります。
子を1人育てるひとり親でパート収入150万円なら、合計所得135万円以下の特例に当てはまり、非課税です(年収204.3万円まで)。
気をつけたいこと
- 遺族年金と障害年金は非課税なので、年金収入に入れません。
- 制度によって、いつの年度の非課税で判定するかが違います。給付金などの案内に書かれた年度を確かめてください。
よくある質問
住民税非課税世帯の年収はいくらまでですか。
年金暮らしの夫婦の場合は?
令和8年度と令和9年度で何が変わりますか。
給与と年金の両方がある場合は?
住民税非課税世帯になると何が変わりますか。
級地はどうやって調べますか。
出典と適用年度
- e-Gov法令検索
- 地方税法(第295条 個人の市町村民税の非課税の範囲:障害者・未成年者・寡婦・ひとり親は合計所得135万円以下)
- 柏市
- 令和8年度以降、個人住民税がかからないかた(2級地:31.5万円×人数+10万円+18.9万円、令和9年度・令和10年度の表)
- 新潟県胎内市
- 令和8年度 個人住民税(3級地の均等割非課税限度額:38万円、28万円×人数+16.8万円+10万円)
- 国税庁
- 給与所得控除(No.1410)
- 国税庁
- No.1600 公的年金等の課税関係(公的年金等に係る雑所得の速算表・確定申告不要制度・源泉徴収)
本ツールの判定は概算の目安です。非課税の上限は市区町村の条例で決まり、実際に非課税かどうかは、住民税の課税(非課税)証明書や通知書で確かめられます。くわしくは、お住まいの市区町村の住民税担当にご相談ください。
要点
- 単身・給与だけ(1級地)
令和8年度110万円・令和9年度119万円 - 単身・年金だけ(65歳以上)
155万円 - 上限の式(1級地)
35万円×人数+10万円(扶養ありは+21万円) - 特例
障害者・ひとり親などは所得135万円以下