カウプ指数・ローレル指数・子どもの肥満度の計算(乳幼児・小学生・中学生・高校生)

最終確認:2026年10月3日国立保健医療科学院(乳幼児身体発育評価マニュアル)・日本学校保健会(児童生徒の健康診断マニュアル)

子どもの性別・年齢・身長・体重を入れると、肥満度(身長別標準体重とのちがい)と判定を出します。カウプ指数(乳幼児)・ローレル指数(学童)も同時に。

数値を入れる

cm
kg
肥満度(幼児の身長体重曲線)
+6.8%

判定: ふつう(幼児は −15%超 +15%未満が「ふつう」)

標準体重 = 0.00206 × 95² − 0.1166 × 95 + 6.5273 ≒ 14.04kg(男子・幼児の式)

肥満度 = (15 − 14.04) ÷ 14.04 × 100 ≒ +6.8%

カウプ指数 = 体重(g) ÷ 身長(cm)² × 10 = 15,000 ÷ 95² × 10 ≒ 16.6。「15〜19」が一応の基準とされてきましたが、月齢・年齢で大きく変わるので、1つの基準で判定すると誤りやすい指数です(乳幼児身体発育評価マニュアル)

母子健康手帳の「幼児の身長体重曲線」に書き込むと、これまでの変化と一緒に見られます

肥満度 +6.8%・ふつう(男子3歳・95cm・15kg)

肥満度の判定区分

幼児(1〜5歳)

判定肥満度
ふとりすぎ+30%以上
ややふとりすぎ+20%以上 +30%未満
ふとりぎみ+15%以上 +20%未満
ふつう−15%超 +15%未満
やせ−20%超 −15%以下
やせすぎ−20%以下

学童(6〜17歳)

判定肥満度
高度肥満+50%以上
中等度肥満+30%以上 +50%未満
軽度肥満+20%以上 +30%未満
普通−20%超 +20%未満
軽度やせ−30%超 −20%以下
高度やせ−30%以下

幼児は平塚市「肥満度を求めてみましょう(幼児編)」(母子健康手帳の幼児の身長体重曲線と同じ区分)、学童は日本学校保健会『児童生徒の健康診断マニュアル(改訂版)』による。

身長別標準体重の式

幼児(6歳未満・身長70〜120cm): 男子 = 0.00206 × 身長² − 0.1166 × 身長 + 6.5273、女子 = 0.00249 × 身長² − 0.1858 × 身長 + 9.0360(乳幼児身体発育評価マニュアル)。

学童(6〜17歳): 標準体重 = a × 身長 − b(下の係数)。

年齢男子 a男子 b女子 a女子 b
5歳0.38623.6990.37722.750
6歳0.46132.3820.45832.079
7歳0.51338.8780.50838.367
8歳0.59248.8040.56145.006
9歳0.68761.3900.65256.992
10歳0.75270.4610.73068.091
11歳0.78275.1060.80378.846
12歳0.78375.6420.79676.934
13歳0.81581.3480.65554.234
14歳0.83283.6950.59443.264
15歳0.76670.9890.56037.002
16歳0.65651.8220.57839.057
17歳0.67253.6420.59842.339

日本学校保健会『児童生徒の健康診断マニュアル(改訂版)』(平成18年)の係数(三重県の資料による)。5歳の係数もありますが、このページでは5歳までは幼児の式で計算します。

よくある質問

カウプ指数の計算式は?
カウプ指数 = 体重(g) ÷ 身長(cm)² × 10です。体重(kg) ÷ 身長(m)² の BMI と同じ値で、乳幼児では BMI をカウプ指数とも呼びます。3歳・95cm・15kg なら 15,000 ÷ 95² × 10 ≒ 16.6 です。
カウプ指数の正常値は?
「15〜19」のような一応の基準があるとされてきましたが、乳幼児身体発育評価マニュアルは、BMI(カウプ指数)は月齢・年齢とともに大きく変わるので、乳幼児期を通した1つの基準で評価すると判断を誤りやすいとしています。このページでは、身長別標準体重を使う肥満度で判定します。
ローレル指数の計算式は?
ローレル指数 = 体重(kg) ÷ 身長(cm)³ × 107で、小・中学生に使われてきた指数です。判定の目安は資料によってちがいます。学校の健康診断では、性別・年齢別・身長別標準体重による肥満度で判定します(学校保健統計調査方式)。
子どもの肥満度の計算方法は?
肥満度 = (実測体重 − 身長別標準体重) ÷ 身長別標準体重 × 100(%)です。標準体重は、幼児は身長の2次式、6〜17歳は「a × 身長 − b」で出します。10歳の女子・140cm・40kg なら、標準体重 0.730 × 140 − 68.091 ≒ 34.11kg で、肥満度は約 +17.3%(普通)です。
肥満度何%から肥満ですか。
幼児は +15%以上が「ふとりぎみ」、+20%以上が「ややふとりすぎ」、+30%以上が「ふとりすぎ」です。学童は +20%以上が「軽度肥満」、+30%以上が「中等度肥満」、+50%以上が「高度肥満」です。乳幼児身体発育評価マニュアルでは、乳幼児は ±15%以内、学童以降は ±20%以内を「ふつう」としています。

出典と適用年度

適用年度:乳幼児身体発育評価マニュアル(令和3年改訂)最終確認:2026年10月3日

国立保健医療科学院
乳幼児身体発育評価マニュアル(令和3年3月改訂)p.39〜42(幼児の身長体重曲線の式・肥満度・カウプ指数)
日本小児内分泌学会
日本人小児の体格の評価(肥満度、幼児の標準体重の式)
平塚市
肥満度を求めてみましょう(幼児編)(ふとりすぎ〜やせすぎの区分)
三重県
学校における肥満度判定方法(日本学校保健会『児童生徒の健康診断マニュアル(改訂版)』平成18年の係数と区分)

本ツールの判定は目安です。診断ではありません。体重や健康のことは、医師・保健師・管理栄養士などにご相談ください。

要点

  • 肥満度
    (体重 − 標準体重) ÷ 標準体重 × 100
  • ふつう
    幼児 ±15%・学童 ±20%
  • カウプ指数
    体重(g) ÷ 身長(cm)² × 10
  • ローレル指数
    体重(kg) ÷ 身長(cm)³ × 107