厚生年金はいくら増える?年収と働く年数で計算(パート・60歳以降・再雇用)

最終確認:2026年10月15日日本年金機構(老齢年金ガイド 令和8年度版)/全国健康保険協会(保険料額表)

年収と、厚生年金に入って働く年数を入れると、65歳から受け取る年金がいくら増えるかと、払う保険料を何年で取り戻せるかを出します。パートで社会保険に入るときも、60歳以降に再雇用で働き続けるときも計算できます。60歳以降の期間は、報酬比例に加えて「経過的加算」も増えます。

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万円
年
歳
年 60歳以降の経過的加算の計算に使う
増える老齢厚生年金(年額・65歳から)
72,444円

標準報酬月額 11万円 × 12 × 5.481/1000 × 10年 = 報酬比例 72,349円

20〜60歳に働く期間は、報酬比例の部分が増えます(基礎年金はすでに国民年金で計算されています)

払う厚生年金保険料(本人分)は合計1,207,800円。年金を16.7年受け取ると、払った保険料と同じ額になります

保険料は会社も同じ額を払います。障害厚生年金・遺族厚生年金・傷病手当金の保障も増えます

厚生年金:年収130万円で10年働くと年金が年72,444円増える(目安)

年収と年数で増える年金(年額)

年収1年5年10年20年
110万円5,798円
月483円
28,988円
月2,415円
57,974円
月4,831円
115,949円
月9,662円
150万円8,297円
月691円
41,484円
月3,457円
82,968円
月6,914円
165,935円
月13,827円
200万円11,191円
月932円
55,954円
月4,662円
111,907円
月9,325円
223,815円
月18,651円
300万円17,111円
月1,425円
85,552円
月7,129円
171,102円
月14,258円
342,204円
月28,517円
400万円22,372円
月1,864円
111,860円
月9,321円
223,720円
月18,643円
447,440円
月37,286円
500万円26,977円
月2,248円
134,881円
月11,240円
269,760円
月22,480円
539,520円
月44,960円
600万円32,896円
月2,741円
164,478円
月13,706円
328,955円
月27,412円
657,910円
月54,825円
800万円42,762円
月3,563円
213,807円
月17,817円
427,613円
月35,634円
855,226円
月71,268円

※ 30歳から働いた場合の、65歳から増える老齢厚生年金(報酬比例部分)。賞与なしとして、月給 = 年収 ÷ 12 で標準報酬月額を決めています(最低8.8万円・最高65万円)。年収110万円は月9.2万円なので、厚生年金の標準報酬月額は最低の8.8万円です。

パートで社会保険に入ると年金はどうなる?

会社員の配偶者に扶養されている(第3号被保険者)パートの人が、勤め先の社会保険に入ると、国民年金(老齢基礎年金)はそのままで、厚生年金の分が上乗せされます。年収130万円で10年働くと、年金は年72,444円(月6,037円)増え、払う厚生年金保険料(本人分)は合計1,207,800円です。65歳から16.7年受け取ると、払った保険料と同じ額になります。

年金のほかに、病気やけがで休んだときの傷病手当金、出産のときの出産手当金(健康保険)、障害厚生年金・遺族厚生年金の保障も加わります。手取りがどれだけ減るかは「年収の壁」のページで確かめられます。

60歳以降・再雇用で働くと

60歳以降も厚生年金に入って働くと、報酬比例の部分に加えて経過的加算が増えます。20〜60歳の期間は国民年金(老齢基礎年金)として計算される部分が、60歳以降は計算に入らないため、その差を埋める形で、厚生年金の加入が合計480月になるまで1月あたり1,766円ずつ増えるからです。

たとえば、これまで厚生年金に30年入っていた人が、60歳から年収360万円で5年働くと、年金は年204,618円(報酬比例98,658円・経過的加算105,960円)増えます。

65歳以降も働いている人は、毎年10月に、前年9月までの加入分が年金額に反映されます(在職定時改定)。給与と年金の合計が多いと、在職老齢年金で年金の一部が止まることがあります。

厚生年金はいくら増えるかの計算ガイド:使い方と入れる年数の決め方

厚生年金に入って働いたときに、将来の年金がどれだけ増えるかを計算します。払う保険料を何年で取り戻せるかも出るので、社会保険に入るか迷うときや、60歳以降も働くか考えるときの材料になります。

Qパートで社会保険に入ると、年金はどれくらい増えますか。

A年収130万円で10年加入すると年7.2万円増え、それが一生続きます。

こんなときに使えます

  • パートで社会保険に入るか、扶養の範囲で働くか考えているとき
  • 60歳の定年後に、再雇用で何年働くか決めたいとき
  • 転職で年収が変わったときに、年金への影響を知りたいとき

使い方

  1. 「年収(額面)」に、厚生年金に入って働く間の年収を入れます。
  2. 働く年数と、働き始める年齢を入れます。60歳以降の期間があると、経過的加算も計算します。
  3. 60歳以降に働く人は、これまでの厚生年金の加入年数も入れます(ねんきん定期便で確かめられます)。

計算の例

40歳のパートの人が年収130万円で10年間、社会保険に入って働くと、65歳からの年金は年72,444円(月6,037円)増えます。払う厚生年金保険料は本人分で合計1,207,800円です。

気をつけたいこと

  • 賞与がある人は、賞与にも保険料がかかり、そのぶん年金も増えます。この計算は賞与なしとした目安です。
  • 実際の年金額は、加入記録に再評価率をかけて計算するので、年によって少し変わります。

よくある質問

厚生年金に1年入ると年金はいくら増えますか。
年収 × 5.481/1000が目安です(標準報酬で計算)。年収300万円なら1年で年およそ17,111円、年収130万円なら年7,245円です。この増えた額を、65歳から一生受け取ります。
パートが社会保険に入るのは損ですか。
目先の手取りは保険料の分だけ減ります。一方で年金は一生増え、会社も同じ額の保険料を払っています。年収130万円で10年入ると、払う保険料は1,207,800円、増える年金は年72,444円で、受け取り始めて16.7年で元が取れる計算です。病気やけが・出産のときの手当も受けられます。
60歳以降に働くといくら増えますか。
報酬比例(年収 × 5.481/1000 × 年数)に加えて、経過的加算が1月1,766円ずつ増えます(厚生年金の加入が合計480月まで)。これまで30年加入した人が年収360万円で60〜65歳に働くと、年204,618円増えます。
65歳以降も働くと年金は増えますか。
増えます。65歳以降に厚生年金に入って働いた分は、毎年10月に年金額に反映されます(在職定時改定)。70歳になると厚生年金の加入は終わります。

出典と適用年度

適用年度:令和8年度の年金額の計算式最終確認:2026年10月15日

日本年金機構
老齢年金ガイド 令和8年度版
日本年金機構
在職老齢年金の計算方法
全国健康保険協会
令和8年度都道府県単位保険料率

本ツールの計算結果は概算です。実際の年金額は、日本年金機構が加入記録(標準報酬月額・標準賞与額・加入月数・再評価率)と生年月日をもとに決めます。ねんきん定期便・ねんきんネットの記録で確かめ、くわしくは年金事務所かねんきんダイヤルにご相談ください。

作成:計算24の運営者(AIを含むツールで作成し、主な数値は出典の計算例・早見表と照合するテストで確かめてから公開しています。公開後に運営者が内容を確認し、誤りは見つけしだい直します) このサイトの作り方

要点

  • 1年あたり
    年収 × 5.481/1000(年額)
  • 60歳以降
    経過的加算も月1,766円ずつ(480月まで)
  • 保険料(本人)
    標準報酬月額 × 9.15%
  • 65歳以降
    毎年10月に反映(在職定時改定)