年金分割はいくら?婚姻期間と年収で計算(離婚時の合意分割・3号分割)

最終確認:2026年10月15日日本年金機構(離婚時の年金分割・合意分割制度・3号分割制度)/老齢年金ガイド 令和8年度版

婚姻期間と、婚姻中の二人の平均年収を入れると、離婚の年金分割で受け取る年金がいくら増えるか(年額・月額)を出します。分けるのは婚姻期間中の厚生年金の記録(標準報酬)で、按分割合は最大50%。専業主婦(主夫)だった期間は、合意がなくても3号分割で半分ずつになります。請求は離婚の翌日から5年以内です(2026年4月から)。

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年
万円
万円 厚生年金に入っていない年は0
年
年金分割で受け取る年金が増える額(年額)
328,860円

婚姻期間の記録の合計 1億2,000万円 × 50% − 自分の記録 0円 = 6,000万円が移ります

移る記録 × 5.481/1000 = 年328,860円(月27,405円)の老齢厚生年金が増え、相手は同じ額だけ減ります

分けるのは厚生年金(報酬比例部分)だけです。国民年金(老齢基礎年金)は分けません

請求は離婚の翌日から5年以内(2026年4月1日より前の離婚は2年以内)

年金分割の目安:婚姻20年・相手の年収600万円で年328,860円(月27,405円)増える

婚姻期間別・年金分割で増える年金(月額)

婚姻期間相手の年収
400万円
相手の年収
500万円
相手の年収
600万円
相手の年収
800万円
5年4,567円5,709円6,851円9,135円
10年9,135円11,418円13,702円18,270円
15年13,702円17,128円20,553円27,405円
20年18,270円22,837円27,405円36,540円
25年22,837円28,546円34,256円45,675円
30年27,405円34,256円41,107円54,810円
35年31,972円39,965円47,958円63,945円

※ 受け取る側に婚姻中の厚生年金の記録がない(専業主婦・主夫など)とし、按分割合50%で計算した、65歳から増える老齢厚生年金の月額。年収は賞与を含む額で、標準報酬の上限(月65万円・賞与1回150万円)を超える分は数えていません。

合意分割と3号分割

合意分割3号分割
対象婚姻期間中のすべての厚生年金の記録平成20年4月1日以後の、第3号被保険者だった期間の相手の記録
割合二人で決める(裁判所が決めることも)。上限50%50%で決まっている
相手の合意必要不要(第3号だった人が請求)
請求期限離婚の翌日から5年以内(2026年4月1日より前の離婚は2年以内)

合意分割を請求すると、その期間に3号分割の対象になる期間があれば、3号分割も同時に請求したものとされます。按分割合の下限は、もともと少ない方が持っていた記録の割合です(年収が600万円と200万円なら25%)。

年金分割で気をつけたいこと

  • 分けられるのは厚生年金(報酬比例部分)だけです。国民年金(老齢基礎年金)や、企業年金・iDeCoは分けられません。
  • 分けた記録は、受け取る人の老齢年金の受給年齢になってから年金に反映されます。分割したからといって、すぐにお金が振り込まれるわけではありません。
  • 実際の分割の基準は、年金事務所に請求できる「年金分割のための情報通知書」に書かれた二人の標準報酬の総額です(再評価後の額)。この計算は平均年収からの概算です。
  • 受け取る人の老齢厚生年金は、その人自身の受給資格期間(10年以上)を満たしている必要があります。

年金分割の計算ガイド:使い方と情報通知書の数字の使い方

離婚のときに厚生年金の記録を分けると、将来の年金がいくら増えるか(相手はいくら減るか)を見積もるページです。話し合いの前に、按分割合で金額がどれだけ違うかを確かめられます。

こんなときに使えます

  • 離婚の話し合いの前に、年金分割で受け取る年金の目安を知りたいとき
  • 按分割合を50%にするか、それより低くするかで、どれだけ違うか比べたいとき
  • 専業主婦(主夫)だった期間の3号分割で、いくら増えるか確かめたいとき

使い方

  1. 「分割の種類」を選びます。按分割合を話し合って決めるなら合意分割、第3号被保険者だった期間だけなら3号分割です。
  2. 婚姻期間と、婚姻中の二人の平均年収(賞与を含む)を入れます。
  3. 合意分割なら按分割合、3号分割なら平成20年4月以後に第3号被保険者だった年数を選びます。

計算の例

婚姻25年で、婚姻中の平均年収が550万円と100万円の夫婦が、按分割合50%で合意分割したとします。年収の少ない方へ記録が5,625万円移り、65歳からの年金は年308,306円(月25,692円)増えます。

気をつけたいこと

  • 正確な金額は、年金事務所に請求する「年金分割のための情報通知書」の標準報酬の総額で決まります。手元にあれば、その数字に近い年収を入れてください。
  • 分割で増えるのは、受け取る人が年金を受け取る年齢になってからです。すぐにお金が入るわけではありません。

よくある質問

年金分割で月にいくら増えますか。
受け取る側の厚生年金の記録がない場合、相手の平均年収 × 婚姻年数 × 50% × 5.481/1000が1年分の目安です。相手の平均年収600万円・婚姻20年なら年328,860円(月27,405円)です。婚姻10年ならその半分です。
共働きの場合はどうなりますか。
二人の記録を合わせた額の50%に近づける形で、多い方から少ない方へ移ります。婚姻20年で平均年収が600万円と200万円なら、合計1億6,000万円の50%から自分の4,000万円を引いた4,000万円が移り、年金は年219,240円(月18,270円)増えます。
専業主婦(主夫)なら自動で半分になりますか。
平成20年4月1日以後に第3号被保険者だった期間は、3号分割で相手の合意なしに半分ずつになります。ただし請求は必要で、平成20年3月以前の期間は合意分割(または裁判所の決定)が必要です。
請求の期限はいつまでですか。
離婚の翌日から5年以内です。2026年4月1日より前に離婚した人は2年以内のままです。期限を過ぎると請求できません。
国民年金も分けられますか。
分けられません。年金分割の対象は厚生年金の記録(標準報酬月額・標準賞与額)だけで、老齢基礎年金はそれぞれが自分の加入期間で受け取ります。

出典と適用年度

適用年度:令和8年度の年金額の計算式(請求期限は2026年4月1日以後の離婚)最終確認:2026年10月15日

日本年金機構
離婚時の年金分割(合意分割・3号分割、請求期限5年)
日本年金機構
離婚時の厚生年金の分割(合意分割制度:按分割合の範囲)
日本年金機構
離婚時の厚生年金の分割(3号分割制度:平成20年4月以後の第3号被保険者期間)
日本年金機構
老齢年金ガイド 令和8年度版

本ツールの計算結果は概算です。実際の年金額は、日本年金機構が加入記録(標準報酬月額・標準賞与額・加入月数・再評価率)と生年月日をもとに決めます。ねんきん定期便・ねんきんネットの記録で確かめ、くわしくは年金事務所かねんきんダイヤルにご相談ください。

作成:計算24の運営者(AIを含むツールで作成し、主な数値は出典の計算例・早見表と照合するテストで確かめてから公開しています。公開後に運営者が内容を確認し、誤りは見つけしだい直します) このサイトの作り方

要点

  • 分けるもの
    婚姻期間の厚生年金の記録
  • 按分割合
    最大50%(3号分割は50%)
  • 請求期限
    離婚の翌日から5年(2026年4月から)
  • 増える年金
    移る記録 × 5.481/1000(年額)