出生後休業支援給付金の計算:育休「手取り10割」はいくら?(13%・最大28日)

最終確認:2026年10月15日厚生労働省(育児休業等給付・Q&A 令和8年8月版・業務取扱要領)/雇用保険法第61条の10(e-Gov)

休業前の月給と休む日数を入れると、出生後休業支援給付金(13%)と、育児休業の給付(67%)を合わせた額を出し、働いた場合の手取りと比べます。子の出生直後に両親がそれぞれ14日以上の育休をとると、最大28日分が上乗せされ、給付は賃金の80%になります。父親は、ママが産後休業をしていれば配偶者の育休は要りません。

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万円 休業前6か月の平均。ボーナスは除く
日 通算14日以上・28日まで
出生後休業支援給付金(13%)
36,400円

休業開始時賃金日額 10,000円 × 28日 × 13%

出生時育児休業給付金(67%)187,600円と合わせて 224,000円(賃金の80%)

同じ28日を働いた場合の手取りはおよそ223,638円。給付は非課税で、育休中は社会保険料も免除されます

住民税は育休中も前年の所得にかかります(28日分でおよそ11,705円)

出生後休業支援給付金:賃金日額10,000円・28日で36,400円(67%と合わせて224,000円)

月給別の給付額(28日休んだ場合)

月給育休の給付
(67%)
出生後休業
支援給付金
合計
(80%)
働いた場合の
手取り
手取りとの比
15万円93,800円18,200円112,000円116,365円96%
20万円125,054円24,264円149,318円151,847円98%
25万円156,327円30,332円186,659円186,619円100%
30万円187,600円36,400円224,000円223,638円100%
35万円218,854円42,464円261,318円257,724円101%
40万円250,127円48,532円298,659円292,919円102%
45万円281,400円54,600円336,000円329,922円102%
50万円310,290円60,205円370,495円362,501円102%
60万円310,290円60,205円370,495円424,056円87%

※ 休業開始時賃金日額 = 月給 ÷ 30(令和8年8月1日〜の上限は日額16,540円・月額496,200円)。「働いた場合の手取り」は28日分(40歳未満・扶養なし・健康保険料率9.90%・住民税を含む2年目以降)の目安。育休中は社会保険料が免除され、給付は非課税なので、80%の給付で手取りとほぼ同じになります。

受けられる条件

  • 対象期間:父親(養親を含む)は子の出生日から8週間、母親は16週間(産後休業の8週間のあと)を経過する日の翌日まで。
  • その期間に、本人が産後パパ育休か育児休業を通算14日以上とること(給付は28日分まで)。
  • 配偶者も対象期間(子の出生から8週間)に通算14日以上の育休をとること。ただし次の場合は配偶者の育休は要りません。
配偶者の状況配偶者の育休
配偶者が出産し、産後休業をした(申請するのは父親)要らない
配偶者が働いていない・自営業・フリーランスなど、雇われていない要らない
配偶者がいない(ひとり親)、配偶者と子に法律上の親子関係がない要らない
配偶者から暴力を受け別居中、日々雇用・育休を申し出られない有期雇用など要らない
配偶者も会社員(雇用保険に入っている)14日以上必要

※ 雇用保険法第61条の10第2項、業務取扱要領60005。母親が申請する場合、父親(会社員)が子の出生から8週間以内に14日以上の育休をとる必要があります。

上限と手続き

休業開始時賃金日額には上限があり、令和8年8月1日〜は16,540円です。28日分の出生後休業支援給付金は最大60,205円、67%の出生時育児休業給付金は最大310,290円です。上限は毎年8月1日に見直されます。

申請は、出生時育児休業給付金または育児休業給付金の申請と同じ申請書で、勤務先を通じてハローワークに出します。配偶者の育休を要件とする場合は、配偶者の雇用保険の被保険者番号を書きます。育休中に賃金が払われても、出生後休業支援給付金は減りません(67%の給付が0円になる場合は、こちらも0円です)。

出生後休業支援給付金の計算ガイド:使い方と、もらえる人の条件

子どもが生まれてすぐの育休で、いつもの給付(67%)に上乗せされる13%の給付を計算します。何日休めば手取りがどれくらい保てるかがわかるので、育休の日数を決めるときの材料になります。

Qパパだけが育休をとっても、受け取れますか。

Aママが産後休業⁠をしていれば、パパが14日以上とるだけで受け取れます。

こんなときに使えます

  • パパが産後パパ育休を何日とるか、家計の手取りを見ながら決めたいとき
  • 夫婦で育休をとるとき、それぞれの給付の合計を知りたいとき
  • 勤務先から届いた支給決定の通知の金額を確かめたいとき

使い方

  1. 「休業前の月給」に、育休前6か月の給料(ボーナスを除く)の平均を入れます。
  2. 「育休の日数」に、対象期間(父親は子の出生から8週間)に休む日数を入れます。14日以上が条件で、給付は28日分までです。
  3. 「申請する人」と「配偶者の状況」を選びます。配偶者も会社員なら、配偶者の育休も14日以上必要です。

計算の例

月給32万円のパパが、ママの産後休業中に産後パパ育休を14日とると、出生後休業支援給付金は19,412円、67%の給付と合わせて119,459円です。28日に延ばすと、13%分は38,824円、合計は238,918円になります。

気をつけたいこと

  • 67%の給付が0円になる月(休業中に働きすぎたときなど)は、出生後休業支援給付金も0円です。
  • 母親が申請する場合は、父親(会社員)が子の出生から8週間以内に14日以上の育休をとっていることが必要です。

よくある質問

出生後休業支援給付金はいくらもらえますか。
休業開始時賃金日額 × 休業日数(最大28日)× 13%です。月給30万円で28日休むと36,400円で、67%の給付187,600円と合わせて224,000円になります。厚生労働省のQ&Aの例(賃金日額10,000円・28日)では、13%分が36,400円、67%分が187,600円、合計224,000円です。
「手取り10割」とはどういう意味ですか。
67%と13%を合わせると賃金の80%です。育休中は申し出により健康保険料・厚生年金保険料が免除され、給与が出なければ雇用保険料もかからず、給付は非課税です。そのため、休業前の手取りとほぼ同じ額になるという意味です。ただし住民税は前年の所得に対してかかるので、育休中も払います(翌年6月からの住民税は育休中の給付が非課税のぶん下がります)。
父親は、ママが専業主婦でももらえますか。
もらえます。配偶者が働いていない場合や、出産して産後休業をした場合は、配偶者の育休は要件になりません。父親が子の出生から8週間以内に、産後パパ育休か育児休業を通算14日以上とれば対象です。
何日休めばもらえますか。
対象期間内に通算14日以上です。分けてとった日数も合算できます。給付は28日分までなので、28日を超えて休んでも13%の上乗せは28日分です(67%の育児休業給付は続きます)。
上限はいくらですか。
令和8年8月1日〜は、賃金日額の上限16,540円 × 28日 × 13% = 60,205円です。月給60万円の人でも、上限で60,205円になります。上限は毎年8月1日に変わります。
いつから始まった制度ですか。
2025年4月1日からです。それより前から育休中の人は、2025年4月1日に休業を始めたものとして要件を確かめます(厚生労働省Q&A Q42)。財源の一部は子ども・子育て支援金です。

出典と適用年度

適用年度:令和8年8月1日〜の支給上限額最終確認:2026年10月15日

厚生労働省
育児休業等給付について(出生後休業支援給付金・育児時短就業給付金)
厚生労働省
Q&A~育児休業等給付~(令和8年8月版。Q35〜Q43 出生後休業支援給付金、Q58〜Q77 育児時短就業給付金)
厚生労働省
雇用保険業務取扱要領 出生後休業支援給付(60001〜。配偶者の休業を要件としない場合、支給額)
厚生労働省
高年齢雇用継続給付金・介護休業給付金・育児休業等給付の受給者の皆さまへ(令和8年8月1日からの支給限度額)
e-Gov法令検索
雇用保険法(第61条の10 出生後休業支援給付金、第61条の12 育児時短就業給付金)・施行規則第101条の47

本ツールの計算結果は概算です。実際の支給額は、勤務先が届け出た賃金と休業・就業の日数をハローワークが確認して決めます。要件や申請のしかたは、勤務先の人事担当者か、事業所を管轄するハローワークにご確認ください。

作成:計算24の運営者(AIを含むツールで作成し、主な数値は出典の計算例・早見表と照合するテストで確かめてから公開しています。公開後に運営者が内容を確認し、誤りは見つけしだい直します) このサイトの作り方

要点

  • 支給額
    賃金日額 × 日数(28日まで)× 13%
  • 67%と合わせて
    賃金の80%=手取り10割相当
  • 条件
    本人も配偶者も14日以上(例外あり)
  • 上限
    28日で60,205円(令和8年8月1日〜)